スキーママークアップ、か…。またこの話か、と思う人もいるかもしれない。正直、僕もそう思う時がある。でも、なんだかんだ言って、無視できないんですよね。特に最近の検索結果を見てると。
で、結局やる価値あるの?
「順位は上がるんですか?」ってよく聞かれるけど、これは少し答えにくい質問。直接的なランキング要因じゃない、というのがGoogleの公式見解。 でも、検索結果で目立つようになる「リッチリザルト」が出る可能性は高まる。 結果的にクリック率が上がって、間接的にSEOに良い影響がある、っていうのが現実的なところかな。
言葉で説明するより、見てもらった方が早いかもしれない。
左が普通の結果で、右がスキーママークアップを入れた場合。どっちをクリックしたくなるかは…まあ、言うまでもないですよね。こういうのが出るだけで、全然印象が違う。これが、手間をかけてでもやる一番の理由だと思う。
じゃあ、どうやってやるの?
一昔前はHTMLに直接書き込む「マイクロデータ」とかが主流だったけど、今はもう「JSON-LD」一択でいいと思う。 HTMLとは別の場所に、
問題は、そのJSON-LDをどうやって作るか。手書きは正直しんどい。だから、だいたいはツールを使うことになる。
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大きく分けて、Google公式のツールと、サードパーティ製のジェネレーターがある。それぞれ一長一短かな。
ツールの比較、どれ使えばいい?
僕なりに、よく使うツールをまとめてみた。どんな人に向いてるかも、なんとなくわかると思う。
| ツール名 | 向いてる人 | 個人的な感想 |
|---|---|---|
| リッチリザルト テスト | 中級者〜。すでにあるコードを検証したい人。 | これは必須。 作ったコードがGoogleにどう見えるかを確認できる。でも「生成」はしてくれないから、あくまでチェッカー。 |
| スキーマ マークアップ検証ツール (Schema.org) | 上級者。より細かい文法チェックがしたい人。 | リッチリザルトテストより、もっと原理主義的なチェックをしてくれる感じ。 Google固有の仕様というより、schema.org全体のルールを見てくれる。エラーが出た時の深掘りに。 |
| Merkle Schema Markup Generator | 初心者〜。手っ取り早くコードが欲しい人。 | 昔からある定番ジェネレーター。 フォームに情報を入れていくだけで、基本的なコードは作れる。すごく便利。でも、複雑なやつは無理かな。 |
| 生成AI(ChatGPTなど) | 中級者〜。要件を正確に伝えられる人。 | 「こういうページのFAQスキーマ作って」みたいに頼めば作ってくれる。 結構正確だけど、たまに変なコードを出すから、結局リッチリザルトテストでの検証は絶対に必要。 |
FAQだけじゃない、スキーマの種類
スキーマっていうと、よくある質問(FAQ)を思い浮かべる人が多いけど、実はものすごく種類がある。 例えば、こんな感じ。
- Article: ブログ記事やニュース記事。著者や公開日を明記できる。
- Product: 商品ページ。価格、在庫状況、レビュー評価などを入れられる。
- Recipe: レシピ。調理時間とかカロリーとか。
- Event: イベントの日時、場所、チケット情報など。
- BreadcrumbList: いわゆるパンくずリスト。検索結果にも表示されやすくなる。
自分のサイトのコンテンツに合わせて、適切なタイプを選ぶのが大事。全部やる必要はなくて、まずは一番大事なページからでいいと思う。
知っておくべき注意点とか…デメリットとか
ここまで良いことばかり話してきたけど、もちろん万能薬じゃない。一番の注意点は、マークアップしても、必ずリッチリザルトが表示されるわけじゃないってこと。 あくまでGoogleのアルゴリズム次第。
それに、実装には専門知識が少し必要だし、間違った記述をすると、逆に手動ペナルティを受ける可能性もゼロじゃない。 例えば、ページに表示されてないコンテンツをマークアップするのは典型的なダメな例。
この辺り、Googleの公式ドキュメント(もちろん英語)を見ると、かなり厳格に「ガイドラインを守れ」と書いてある。 でも、日本のSEO系のブログとかだと、「とにかくやればクリック率アップ!」みたいに、少しポジティブすぎる紹介が多い気もする。 嘘ではないんだけど、その裏にある「保証はない」っていう部分をちゃんと理解しておくのが大事かな、と。
最近だと、FAQスキーマの表示がすごく限定的になったり、HowToスキーマのサポートが終わったり、結構変更も多い。 だから、一度実装して終わり、じゃなくて、たまに情報を追いかける必要はある。
じゃあ、まず何から始めれば?
もし、これからやってみようと思うなら、まずは一番重要なページのパンくずリスト(BreadcrumbList)か、記事(Article)あたりから試してみるのがいいと思う。影響範囲もわかりやすいし、比較的簡単なので。
Merkleのジェネレーターでコードを作って、それをリッチリザルトテストで検証して、問題なければHTMLの
内に貼り付ける。 まずはこの流れを一度やってみると、感覚が掴めるはず。完璧を目指すと疲れるから、まずは一つでもいいから、やってみることかな。それが一番大事な気がします。
ちなみに、あなたのサイトで一番追加してみたいスキーママークアップって何ですか?商品ページ?それとも記事?もしよければ、コメントで教えてくれると嬉しいです。
